両国のおいしい居酒屋15選！和食・ちゃんこ・江戸NORENなど飲み会にもおすすめのお店を居酒屋グルメライターが厳選

「日本橋 やぶ久（やぶきゅう）」といえば、本店を日本橋に構える明治35年（1902年）創業の老舗の蕎麦店。ここ「江戸NOREN店」は個室も完備する飲み会にぴったりの店造りで、ゆっくり“蕎麦前”が楽しめます。酒肴は定番の「板わさ」「玉子焼」、そして「そば豆腐」に「そば麩田楽」など蕎麦店ならではのもの。

締めはもちろん“外二打ち”（蕎麦10：つなぎ2）の「そば」で。名物の「カレー南蛮」がおすすめです！

ちゃんこ鍋の本場両国で、“横綱格”といえる名店が「ちゃんこ 川崎」でしょう。昭和12年（1937年）創業という老舗で、両国駅から徒歩3分ほどの風情のある日本家屋。店内はカウンターにテーブル、座敷の個室もあって飲み会にも最適です。この店のちゃんこは相撲にあやかった「ソップ炊き」で、朝挽きの新鮮な鶏ガラと醤油ベースのスープが自慢。

メニューはシンプルに「名代ちゃんこ」と「やきとり」などの鶏料理のみ。それらを組み合わせた「ちゃんこコース」がおすすめです！

「ちゃんこ巴潟（ともえがた）」は両国駅西口から徒歩2～3分、かつて土俵を沸かせた巴潟関（9代目友綱親方）が相撲協会退職後（1976年）に旧友綱部屋の跡地に開いた店です。店は本館・新館とあり、大小のテーブル席・個室が便利に使えます。ちゃんこ鍋は「4大ちゃんこ鍋」として部屋ゆかりの力士に因み「巴潟（みそ）・国見山（塩）・矢筈山（やはずやま・水炊き）・太刀山（醤油）」がラインアップ。

中でも名物「いわしつみれ」が味わえる「太刀山」がおすすめです！

「ちゃんこ霧島（きりしま） 両国本店」は人気力士として名を馳せた元大関「霧島」の開いた店で、両国駅西口からは見えるほどの至近距離。ここでは霧島の属した「陸奥（みちのく）部屋」（現在は霧島が陸奥親方）直伝のちゃんこ鍋が味わえます。特徴は鶏ガラ豚骨のベースに味噌・醤油の合わせ味。野菜の甘みと魚介・肉の旨みが見事なスープです。サイドメニューでは「霧島手羽先」が名物格の人気になっています。

なお「江戸NOREN」にも出店しているので（前項の店とともに）要注目ですよ！

「安美（あみ） 両国総本店」は2019年まで現役を張った人気力士「安美錦（あみにしき）」由来（後援企業が経営）のちゃんこ料理店。場所は両国駅のホームとは道一本挟むだけというまさに“目の前”です。定番の鍋は「伊勢ケ濱部屋ちゃんこ」。安美錦が所属した伊勢ヶ濱部屋直伝のちゃんこ鍋で、特製のつみれが醤油味のスープにコクを加えます。

さらに築地直送の新鮮魚介を追加、鶏・豚・牛も加えてグレードアップした「横綱ちゃんこ」もありますよ！

「相撲茶屋 寺尾（てらお）」も元人気力士「寺尾」（てらお、現錣山親方）に由来し、その兄で自身も力士であった元鶴峯山が経営するちゃんこ料理店。場所は両国駅西口から南下し京葉道路に出る手前、歩いても4～5分の距離です。この店のちゃんこ鍋は「しょうゆ・みそ・しお・カレー・ポン酢」という5種類。しょうゆ・しお・カレーに使う「鶏豚ミンチ」は鶏・豚肉にガーリックと卵黄をブレンドして練り上げた店自慢の具材です。

そしてサイドメニューなら「寺尾名物！手羽先のから揚げ」をおすすめします！